安全安心メール:警察によるテロ容疑者逮捕

平成28年6月3日

2016年6月3日 警察によるテロ容疑者逮捕

在留邦人の皆様へ

 

6月2日、警察当局は、デュッセルドルフ市旧市街(ハインリッヒ・ハイネ・アレー付近)で自爆テロを起こす計画があったとして男性3名を逮捕しました。

報道等によれば概要は以下のとおりです。治安当局によればテロの準備が具体的に進められていたわけではなく、ガイゼル・デュッセルドルフ市長も市民生活を制限する必要はない旨強調していますが、在留邦人の皆様におかれましては引き続き最新の情報入手等に努めてください。

 

1.事件の概要

警察当局は、6月2日(木)、テロ容疑者3名を逮捕しました。これら容疑者はいずれも20~30歳代のシリア人男性で、独国内ノルトライン=ヴェストファーレン州、ブランデンブルク州、バーデン=ヴュルテンベルク州に居住していた模様です。

逮捕された容疑者達は、ISの指示を受け、デュッセルドルフ市内の旧市街(ハインリッヒ・ハイネ・アレー付近)で自爆テロ等を行うつもりであったようですが、具体的な準備までは至っていなかった模様です。

ドイツ国内の治安機関は、他の欧州各国と同様にドイツも国際テロリズムの標的とされており、国際テロの脅威度は高いと判断しております。

なお、ガイゼル・デュッセルドルフ市長は、「治安当局は万全の準備を怠っておらず、市民生活をテロの脅威のみの理由で制限することはテロリストの思うつぼである」旨のコメントを出しております。

 

2.注意喚起のお願い

(1)5月31日付の「注意喚起」において、特にラマダン期間中(6月6日~7月5日頃)における警戒の必要性につき御案内しておりますが、引き続き不測の事態に巻き込まれないよう最新の関連情報の入手に努めてください。また、公共交通機関、観光施設、デパートや市場など不特定多数が集まる場所等テロの標的となりやすい場所を訪れる際には周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。
(2)万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

(3)なお、テロ・誘拐対策に関しては、以下も併せて御参照ください。

  ○ パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策QA

  ○ パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」※パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。

 

本メールは送信専用ですので、返信はご遠慮下さい。

 

在デュッセルドルフ日本国総領事館