安全情報

令和6年4月15日

NRW州の治安情勢・安全対策

 ドイツは、比較的安全な国とのイメージを持たれていますが、2022年のドイツの人口10万人当たりの犯罪発生件数は、日本の約14倍に上るとも言われています。

​1. NRW州の治安概況 

● 日本人が多いデュッセルドルフ、ケルンにとどまらず、州内各地でスリ、置き引きの被害が多く発生しています。発生場所として、大きな駅構内、空港、レストラン、ホテル(ロビーや朝食会場等)、電車内での被害報告が多く寄せられています。特にメッセ期間中は、窃盗団が流入するという情報もありますので注意してください。
  スリや置き引き犯人は、グループで活動する場合が多く、「声かけ」「ぶつかり」「後つけ」(後をつけられている感じ)があった時は、被害の前兆と考え、最大限の注意をしながらその場を離れてください(愛想が良さそうな人に声をかけられた時こそ注意!犯罪グループは、注意を引く、実行犯、被害品を運ぶ、見張りと、役割分担をして活動しています!)。

●  こうした街頭での犯罪のほか、アパートの斡旋を装った詐欺、詐欺電話、詐欺メールも非常に多く発生しています。文化や言葉の違いから相手のペースに巻き込まれてしまいがちになりますが、決して根拠なく相手を信用したり、一人で対応しないでください。

●  ひとたび被害に遭ってしまうと、多大な金銭、時間、労力を強いられます。当地滞在中は、日本とは違うことを常に意識し、被害防止に努めてください。
 

2. 当館が認知した主な犯罪事例・治安情報

各詐欺事件への注意喚起(日系企業を狙った詐欺、アパートの斡旋を装った詐欺、DHLを装った詐欺)
最近発生した犯罪の実例(スリ、置き引きなど)
過去の犯罪事例・治安情報はこちら
 

3. 安全対策資料

● 安全の手引き(2024年1月改定版)
当地での滞在・生活される方向けに、犯罪被害を防止するための心構えやテロ等突発事件が発生した際の留意事項等をまとめたものです。

安全対策基礎データ(2024年3月改定版)
「犯罪発生状況、防犯対策」にとどまらず、「査証、出入国審査」「滞在時の留意事項」などを幅広くまとめたものです。

NRW州の犯罪発生件数の推移 (2024年04月発行)
コロナ後、犯罪発生件数は軒並み上昇しています。

交通安全チラシ:交通事故に注意!
日本と異なるドイツの道路標識や交通ルールに注意し、交通事故防止に努めてください。

防犯チラシ:旅行者・出張者の皆様へ防犯のご案内
地元警察作成『防犯マニュアル』(日本語版)

犯罪被害に遭った時は

犯罪被害に遭った時は 
盗難被害やDV被害等にあった場合に参考となる、被害届出の資料や、緊急時の連絡先、相談先を掲載しています。

国外での犯罪行為により被害に遭われた方・ご遺族の方へ
国外での犯罪行為により被害に遭われた方・ご遺族の方へ、弔慰金・見舞金を支給する制度です。
 

外務省が提供する海外安全情報

1. 外務省海外安全ホームページ
スマートフォン用アプリ:海外安全アプリ

世界各国の安全な渡航・滞在のために必要な情報を掲載しています。
ドイツの安全情報ページはこちら


2. 領事メールを受信する(NRW州の領事情報・安全情報)
「在留届」「たびレジ」「メールマガジン」で登録されたメールアドレス宛てに、当館から領事情報・安全情報を不定期で配信しています。
2024年以降の領事メールバックナンバー
2023年以前の領事情報バックナンバー / 2023年以前の安全情報バックナンバー
 


在留届提出
3か月以上滞在する方は、在留届の提出が義務付けられています。


たびレジ登録
短期滞在する方は、外務省「たびレジ」に登録すると、当地の安全情報を受信できます。
メールマガジン登録 在留届・たびレジの対象者以外の方も、領事メールを受信できます。
※過去に書面にて在留届を提出された方は、こちらに登録をされている場合がございます。


3. ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全マニュアル

YouTube動画、漫画で分かりやすく解説。海外旅行者にも参考になる内容です。

おすすめ情報

外務省海外安全ホームページ 海外への渡航・滞在にあたっての必要情報を掲載しています。
「たびレジ」外務省海外安全情報配信サービス 【旅行者・出張者向け】当地の安全情報を受信できます。