総領事よりご挨拶(日本語)

本欄に画像を表示

この度在デュッセルドルフ総領事として着任した礒 正人(いそ まさと)です。在デュッセルドルフ総領事館はデュッセルドルフを州都とするノルトライン=ヴェストファーレン州を管轄しております。同州内は、15,000名に迫る邦人の皆様が居住し、600社を超える日本の企業が活動するドイツでも最も日本との繋がりが深い土地柄であることは、私から申し上げるまでもありません。このようなデュッセルドルフにおいて総領事として勤務できることは、大変光栄であると同時にその責務の重さを痛感しているところであります。在留邦人の皆様の安全と日本企業の活動を支えることが総領事の最大の責務であることを肝に銘じて、この務に全力で取り組む所存ですので、どうか宜しくお願いいたします。
 
日本と当地との関係は既に半世紀を超える歴史があります。デュッセルドルフ日本商工会議所が一昨年50周年を迎えたことが日本と当地の長いおつきあいを端的に表していると思います。総領事館も昨年開館50周年を迎えました。私の高校にもこの町で小学校時代を過ごした同級生がおりました。まだ暗い冬の朝にスレート板の入った重い鞄を背負って通う小学校の話,奮闘する日本人ビジネスマンのこと,かつて当地でギムナジウムの教師をしていたパウル・クレーという画家の存在,彼を通じて膨らませたドイツのイメージを,その後の3年間のドイツでの大学生生活で,あるものは確認し,あるものは修正することでドイツに対する知識,認識を深めました。
 
その後隣国オーストリアやベルギー,またイギリスでの勤務の間もヨーロッパの中枢となったドイツについては常に注目してフォローしてきたつもりですが、長年この地で活躍されている多くの皆様に比べれば、私の知識は限られたものであり、また、多くの知識がアップデイトを必要とするものであると認識しております。皆様に及ばないまでも,知見を深めるべく精一杯努力する所存ですので,少し長い目で見て頂ければ幸甚です。
 
日本とドイツは長年友好的な関係を育んでまいりましたが、厳しさを増す世界情勢の中で、自由貿易、法の支配という基本的価値を真に共有するパートナーとして、両国の関係はその重要性を一層増しております。州や市レベルでの関係強化も喫緊の課題と申せましょう。州政府・議会,デュッセルドルフ市をはじめ州内主要都市との関係強化を通して、日本企業のビジネス環境の向上,経済,文化・学術関係の強化に取り組む所存であります。そのため、邦人の皆様、日系企業の関係者の方々と緊密に連絡・連携していきたいと考えておりますので、宜しくご理解とご協力の程をお願い申しあげて、就任の挨拶に代えさせて頂きます。