安全安心メール
2016年
3月18日 安全安心メール:デュッセルドルフ市中心部で車上狙い
3月15日(火)午前11時過ぎ、デュッセルドルフ市Koenigsalleeで、駐車車両を発進させようとした57歳女性が、見知らぬ男に「タイヤがパンクしている」と身振り手振りで車外に誘い出されて体を押さえつけられた上、車内にあった多額の現金を奪われる事件が発生しました。市中心部では、犯人が運転手に「車の下にペットが巻き込まれた」、「タイヤがパンクしている」、「車体後部が破損している」などと声をかけて車外に連れ出し、この隙に共犯者が車内の所持品を盗む手口の窃盗事件が発生しています。
-車内では所持品を目の届く場所に置く
-車両を離れる際は、短時間でも施錠して窓を閉める
-貴重品や積載物は車外から見えないように工夫する
-見知らぬ人から声を掛けられた時は、警戒心を持って対応する
など防犯対策を徹底して下さい。
なお、事件についてお心当たりの方は、デュッセルドルフ市警察(電話0211-8700)まで情報提供をお願いします。
今回の事案概要は以下のとおりです。
3月15日午前11時過ぎ、デュッセルドルフ市Koenigsalleeで、同市在住の57歳女性が、自家用車(BMW社製SUV)を金融機関の向かいに駐車し、現金を引き落とした後、再び車に乗り込み、助手席にかばんと現金を置いた。この時、見知らぬ男が身振り手振りで車両の発進を妨げた。女性は、この男の身振りからタイヤがパンクしていることを伝えようとしていると判断したため、車から降りて左の後輪に目を向けた際、体を押されてバランスを崩し、膝から転倒した。この男は女性が起き上がれないように背中を押しつけた後、いずれかの方向に逃走した。被害者の女性は、タイヤには実際に釘が刺さっており、男の共犯者によって女性のバックから数千ユーロの現金が盗み取られていることに気がついた。
被害者を押さえつけた犯人は、30代半ばで身長約160cmの小柄な体格で、大部分が灰色の無精ひげを生やし、黒っぽい色のツイードジャケットを着用し、歯には緑色の矯正器具が付けられていた。
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《総領事館からのお願い》
○日頃から危機管理意識を持ち、外務省の海外安全情報や報道等により、最新の治安情勢を把握するよう努めてください。
○3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
(http://www.deliver.emb-japan.go.jp/c?c=1748&m=1378&v=8f8295f7 )
(http://www.deliver.emb-japan.go.jp/c?c=1749&m=1378&v=0ea7f0d0 )
○3か月未満の旅行や出張などの際にも安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttp://www.deliver.emb-japan.go.jp/c?c=1750&m=1378&v=f8043947 参照)