総領事館:ナイフ使用街頭犯罪の増加

平成28年8月4日
在留邦人の皆様へ
 
報道(2日付ライニッシュ・ポスト紙)によると、昨年大晦日のケルンでの集団暴行事件以来の傾向として、ドイツ国内でナイフを使用した犯罪が増加しているとのことですので、注意喚起のためお知らせいたします。
 
ポイントは以下の通りです。
  ○ 15~30歳代男性が街頭に出る際、ナイフが標準装備になっている
    ○ ナイフを携帯している者は、それをすぐに取り出そうとする
    ○ 警察では、どんな小さな事件対応でもナイフが使われることを想定して相手との距離を保ち、突然の攻撃に備えるよう気をつけている
 
また、先週だけでも、ナイフが使用された次の事件が発生している状況です。
    ・デュッセルドルフ市~プールから帰宅しようとする若者の間でいざこざとなり、31歳男性が23歳男性にナイフで怪我を負わせた。
    ・ハム市~16歳男性が19歳男性をナイフで刺して、上半身に重傷を負わせた。
  ・エッセン市~36歳男性が警察と消防に対してナイフを示し脅迫。特殊部隊によって男はようやく取り押さえられた。
  ・ドルトムント市~レストランにおいて17歳男性が30歳男性をナイフで刺した。
 
このような犯罪への対策としては、
    ○  夜間や人気のない場所で一人歩きしない
    ○  相手を刺激する行動はとらない
    ○  金品よりも身体の安全を最優先に考え、不用意に抵抗しない
などが考えられます。
テロや犯罪は、いつ、どこで、誰が、誰を狙って、どのように行われるか等予断を許しません。皆様ひとりひとりが安全や防犯に対する意識を持ち、適切な行動をとるよう心がけていただくようお願い致します。
 
また、万一に備え、家族や友人、職場等にご自身の滞在先や連絡先を伝えておくようにしてください。
海外渡航や在留の際に、緊急事態が発生した場合、外務省からは随時情報を提供致します。緊急事態の発生に際しては、「たびレジ」や在留届等であらかじめメールアドレスを登録いただいた方には、一斉メールにより、情勢と注意事項をお伝えしています。
■外務省海外旅行登録「たびレジ」(3ヶ月未満の渡航の方)
  https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#
■在留届(3ヶ月以上滞在される方)
  https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
■スマートフォン用「海外安全アプリ」
  http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html

 
在デュッセルドルフ日本国総領事館