デュッセルドルフの路線バス内で精神錯乱者と思われる者がナイフで運転手を襲撃

令和元年7月5日
【ポイント】
● 6月27日夜、デュッセルドルフ空港付近で運行中の路線バス内で、精神錯乱者と思われる者が運転手をナイフで襲撃する事件が発生し、同運転手は負傷。
● 被疑者は駆けつけた警察により逮捕され、他の乗客への被害は発生していない模様。
● 同種の事件が発生する可能性に御注意のうえ、自らの安全を最優先に行動してください。
 
【内容】
1 デュッセルドルフ市警察の報道発表等によると、昨日(6月27日)午後9時30分頃、デュッセルドルフ空港付近で運行中の路線バス(760番:ヴィットラー行き)車両内において、男性乗客(37歳)が、同バス運転手男性(55歳)を背後からいきなりナイフで襲撃する事件が発生したとのことです。なお、他の乗客には被害は発生していない模様です。
運転手男性は重傷を負って病院に緊急搬送され、被疑者男性は、抵抗することなく、駆けつけた警察官に逮捕されております。
現在まで、被疑者の犯行動機は判明しておりませんが、精神錯乱状態であったとのことです。
 
2 現地警察によれば、最近、刃物を使用した犯罪は増加傾向にあり、このような事件はいつでも、どこでも、誰の周りでも発生する可能性があります。
このような犯罪への対策としては、
○ 公共の場所にいる際は、周囲の動きに注意を払う
○  周囲に異常な挙動をする人がいる場合、可能な限り距離を置き、なるべく
早くその場から離れる(今回のケースの場合、万一、バス内で不審者が刃物等の凶器を保有している状況を発見したら、可能な限り早くバスから降車するなどの判断も重要です)
○ このような事案に遭遇したら、まずは、自らの安全を最優先に行動し、周囲の人に助けを求める
などが考えられます。
 
海外渡航や在留の際に、緊急事態が発生した場合、外務省からは随時情報を提供致します。緊急事態の発生に際しては、「たびレジ」や在留届等であらかじめメールアドレスを登録いただいた方には、一斉メールにより、情勢と注意事項をお伝えしています。
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