安全対策情報(2019年7~9月)

2019/10/2
平成31年度第2四半期(令和年7~9月)における海外邦人安全対策情報についてお知らせします。
 
1.社会・治安情勢
  ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州とニーダーザクセン州の境に位置するリュクテのキャンプ場で、管理人等が、多数の児童に性的暴行を加え、児童ポルノを撮影していた事件に関して、9月5日、主犯格を含む被告人2名についてそれぞれ13年及び12年の懲役刑が下された。本件は、本年1月以降、警察の捜査上のミスや、青少年福祉事務所の対応上の問題が指摘されており、同月より、NRW州議会調査委員会が発足し、一連の対応について検証が行われることになった。
 
2.一般・凶悪犯罪の傾向
(1)邦人被害事案
 ○ 依然として、デュッセルドルフ市内の駅構内、電車・バス、ホテル、レストラン、  歩道上等で邦人に対するすり・置き引き被害が発生している。特に、メッセ期間中には、同被害が多発する傾向にあるため注意が必要である。当地では、貴重品を自身から死角となる位置に保管せず、常に意識を向ける、他者と不用意に接近しないなど常に高い防犯意識を保持して行動することが重要である。
 ○ 7月中旬、8月末に、多数の邦人が居住しているデュッセルドルフ市ニーダーカッ  セル地区において、同一の邦人女性に対するつきまとい及び自宅への押し掛け事案   が複数回発生した。被害者の安全確保のため、当館から地元警察に対してパトロール強化を依頼するとともに、現在も、同警察と情報共有を図りつつ連携して対応しているところ。なお、本件については、領事メールを発出し、他の在留邦人の方々への注意喚起を行った。
(2)邦人以外の被害事案
 7月20日、当州フォアデ駅のプラットフォームで電車待ちをしていた女性(34歳)が、背後から見知らぬ男性(28歳)により線路に突き落とされ、電車と衝突して死亡する事案が発生した。また、同月29日には、ヘッセン州フランクフルト中央駅構内でも、母親(40歳)及び男児(8歳)が、背後から見知らぬ男性(28歳)に線路に突き落とされ、男児が電車と衝突して死亡する事案が発生した。現在、連邦政府関係閣僚、鉄道インフラ事業者等が参加し、鉄道駅におけるセキュリティ対策について議論がなされている。
 
3.テロ・爆弾事件発生状況
(1)7月18日、ケルン市警察は、ケルン地区及びデューレン地区において、イスラムテロ計画容疑で関係箇所に対する捜索を行い、容疑者6名を拘束した。容疑者のうち1名は、ベルリンのモスクでイマームの代理を務めていた経歴があり、当該モスクには、2016年ベルリン車両突入テロ事件の被疑者アニス・アムリが出入りしていたとされる。なお、同容疑者6名は、犯罪の実行に関する根拠が十分ではないことなどを理由に、同月中に釈放された。
(2)8月5日午後7時過ぎ、デュースブルクのショッピングモール「Forum」内で不審なバックが発見され、同ショッピングモールを一時封鎖の上、警察機動隊、爆発物処理班等による大規模な捜索・調査活動が行われ、同バッグからは「爆弾のダミー」が発見された。同月8日、地元警察は、デュースブルク市内路上で被疑者(55歳)を逮捕し、同被疑者は犯行を自供した。
 
4.誘拐・脅迫事件発生状況
  邦人被害に係る事案は認知していない。
 
5.日本企業の安全に関わる諸問題
  注意を要する具体的な情報は認知していない。