【安全情報】クリスマス・マーケット開催に伴う注意喚起~安全にお楽しみいただくために~

令和7年11月13日
●今月(11月)から、ドイツ国内各地においてクリスマス・マーケットが開催されます。
●昨年12月には、ドイツ国内において、クリスマス・マーケットに車両が突入する事案が発生し、多数の死傷者が出たほか、クリスマス・マーケットへの襲撃を企図したとして複数の人物が逮捕されています。
●多くの人が集まるイベントは、テロやスリ、置き引きなどの各種犯罪の標的となる可能性がありますので、最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
●防犯意識を高く持ってクリスマス・マーケットをお楽しみください。

1 テロ・一般犯罪に対する注意 
 多くの人が集まるイベントはテロの標的になる可能性があり、また、スリなどの一般犯罪も多発します。 
 昨年12月には、ザクセン・アンハルト州マグデブルク市において、クリスマス・マーケットに車両が突入し、6名が死亡、300名以上が負傷する事件が発生したほか、バイエルン州、ヘッセン州、バーデン・ヴュルテンベルク州では、クリスマス・マーケットへの襲撃を企図したとされる男らが逮捕されています。2016年には、ベルリンにおいても、クリスマス・マーケットに大型トラックが突入するテロ事件が発生しています。 
 ドイツ国内におけるテロの脅威は依然として高く、脅威は現実のものとなっています。 
 会場を訪れる際には、以下の点に注意を払い、テロ・一般犯罪に対する防犯意識を持つよう心掛けてください。 
(1)最新の関連情報の入手に努める(新聞、ラジオ等に加え、警察が発信するXなどのSNS情報も有益)。 
(2)会場では、まず第一に避難経路を確認するとともに、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。避難の際には治安機関の指示に従い、周囲がパニックになっても冷静さを保つよう心掛ける。 
(3)多額の現金、貴重品を持ち歩かないようにし、現金や旅券等はファスナーやボタンの付いた衣服の内ポケット等に別々にして携行する。カバンやバッグは、ファスナーやボタンを閉めて前に掛けるか脇に抱えて持つ(身体から離さない)。 
(4)単独での外出や、夜間の外出、人通りの少ない道を避ける。夜間の移動はなるべくタクシーを利用する(配車アプリを利用することで料金等のトラブルを防ぐことができます。)。 
 
(参考情報) 
■ 「安全の手引き」(ドイツ)  
https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100294519.pdf 
■ 「たびレジ」(3か月未満の渡航の方)/ 在留届(3か月以上滞在される方)  
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html 
■ スマートフォン用 海外安全アプリ   
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html