ドイツ西部大雨洪水被害を受けたノルトライン=ヴェストファーレン州に対する 日本人社会・日系企業からの義援金の贈呈式の開催

令和3年9月6日
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1 9月6日、7月に発生したドイツ西部の大雨洪水で大きな被害を受けたノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州の方々を見舞うため同州の日本人社会・日本企業が集めた義援金の贈呈式が同州の旧首相府で行われました。
 
2 この義援金は、デュッセルドルフ日本クラブ及びデュッセルドルフ日本商工会議所がノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州の日本人社会・日本企業に呼びかけて集めたもので、現時点での総額は21万8千2百ユーロ(218.221,30ユーロ)にのぼっています。
 
3 贈呈式では、日本側を代表し、岩間公典在デュッセルドルフ日本国総領事、宮本学・デュッセルドルフ日本クラブ会長及び奥村信一デュッセルドルフ日本商工会議所会頭が義援金の経緯とお見舞いの言葉を述べ、ホルトホフ=プフェルトナーNRW州連邦・欧州・国際問題担当大臣に対し義援金を贈呈しました。
 
4 義援金を受け取ったホルトホフ=プフェルトナーNRW州大臣は、「今般の自然災害は前代未聞の規模で、多くの州民が被害を受けた。今後復興には長い時間を要すると考えられるが、このような素晴らしい連帯と支援があることは、我々に大きな勇気を与えてくれるものである。当地の日本社会の方々からのご支援に対し州政府の大臣として、そして一市民としても深く感謝する。日独交流160周年という節目の年に、このような他に類を見ない深い両国の関係、そしてNRW州と当地日本社会の特に強い結びつきの表れであるこの義援金に、改めて感謝するとともに、今後もこの関係を引き続き深めていけるよう願っている。」と述べました。
 
5 同席したハザン・シュルギット ドイツ赤十字社ヴェストファーレン=リッペ区理事長からは、この義援金をラシェットNRW首相のイニシアチブで発足した“NRW hilft”の活動に充てる旨、発言がありました。また、宮本会長からは、本日報告した義援金の総額はあくまで現時点のものであり、今後さらに多く集まる見込みである旨、補足がありました。
 
6 その後、今般デュッセルドルフ市で開催される日本デーについても話が及び、和やかに歓談が行われたほか、プフェルトナー大臣からは、ラシェット首相がベルリンに滞在しており今回この場にいられなかったことを非常に残念に思っており、大臣にて心からの御礼を言付かっている旨、発言がありました。
 
以上