広報文化

総領事館の文化行事 【 2008年 】


  「茶道の紹介行事」
 


 11月24日(月)、総領事館は、総領事公邸において、千宗屋氏(武者小路千家後嗣)による茶道の紹介行事を行いました。千宗屋氏は、文化庁文化交流史としてニューヨークに在住ですが、今回、ドイツにおいて茶道に対する理解を深めるために、フランクフルト、ベルリン、ケルンに加えて、デュッセルドルフを訪問しました。

 参加者は、当地の芸術関係者、茶道関係者で、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(K20、K21)、クレメンス・ゼルス博物館、モイランド城博物館、インゼル・ホンブロイヒ財団、国際芸術マネージメント・センターの代表者や、音楽家、芸術家等が参加しました。

 
 
お茶についての説明
 

 千宗屋氏は、上記の当地芸術関係者・茶道関係者と懇談を行った後、お点前を披露されました。合わせて、三千家の成り立ち、茶道の歴史、お茶道具、今後の茶道のあり方に関する講演を行いました。

 


お手前

 

 千宗屋氏は、厳格な作法に囚われずに日常の中でお茶を楽しむべきであると述べられました。千宗屋氏は、現地で入手可能な物を使用してお茶会を開き、世界中の多くの人に気軽にお茶を楽しんで頂きたい、とお考えでした。

 
   
お茶を楽しむお客様方
 

 このような考えの下、今回は、釜の代わりにポットを使用し、チョコレートを使ったお菓子を提供し、正座ではなくテーブルに着席する形式でお茶を点てられました。西洋のスタイルによるお茶の紹介であったため、お茶の作法に馴染みのないドイツ人客も、気軽に楽しむことができたと思われます。

 

茶道具についての説明
 

 千宗屋氏の考え方は、参加者にとっても新しい発見となり、日本文化に対する認識を新たにすることができたとの声が聞かれました。

   
   
   

 


 
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