パートナーシップ

福島レポート(寄稿:タイゼン福島県経済交流員)

福島は“Fukushima“だけではありません!

皆様、

“福島レポート”へようこそ。在デュッセルドルフ総領事館の御協力のもと、この場を借りて、私の福島県での経験や印象、その他、様々な内容について定期的に掲載させていただきます。
具体的な内容に入る前に、簡単に私の自己紹介と、福島県庁での業務内容について紹介させてください。
私は父がドイツ人、母が日本人であり、NRW州エッセン市で育ちましたが、幼い頃から日本、詳しく言えば母の出身地でもある福島市との繋がりがありました。10年前に福島の高校にも留学でき、この関係を深める事ができました。ハインリッヒ・ハイネ大学卒業後にはJETプログラムを活用し福島に戻ってくることができました。JETプログラムは日本政府のプログラムであり、クレア、総務省、外務省、文部科学省の共同で29年前に立ち上げられたプログラムです。設立当初からの目的としては、海外から英語が母国語である方を先生として日本の地方の学校にも派遣し、日本文化を経験してもらうことです。今では職種も増え、文化の紹介や交流をして、姉妹都市との交流サポートを担当している“国際交流員”もいます。私の職名はまた少し違い“経済交流員”です。文化ではなく特に福島県と海外との経済交流関係、主に医療機器関連産業分野と再生可能エネルギー関連産業分野を担当しております。
業務内容としては、福島県とNRW州との連携を進める会議への出席、ドイツ出張時の各種支援、展示会でのビジネスマッチングのサポート、ドイツの文化の紹介、県内全体の企業訪問、日英独の書類の翻訳と通訳も行っております。来福する前にはデュッセルドルフ市役所の経済振興局のジャパン・デスクで様々な経験も積むことができたため、今の仕事に早く慣れることが出来たと思います。
福島県が“経済交流員”をドイツから招聘するに至った背景には、2014年に福島県とNRW州の間で結ばれた様々な覚書があります。これらの覚書の目的は経済の場面、特に医療機器関連産業、再生可能エネルギー関連産業、そしてロボット関連産業の分野で経済交流、研究開発、情報交換などについて協力していくことです。
 
福島のことを東日本大震災後にメディアを通して初めて知ったドイツ人の方も多くいらっしゃると思います。原発事故を含め、今もそのようなイメ-ジが強いと思います。県、市、原発の三つの名前が偶然“福島”であることも多分それほど広く知られているとは思えません。日本で福島と言えば、素敵な自然と景色、温泉、農産物、中でも米、果物、美味しい料理、日本酒や伝統的なお祭りで知られています。人口が約192万人で広さが13,782kmもあり、日本で三番目に大きい県です。このような広い面積があることで、様々な自然と景色に恵まれています。福島の西、「会津地方」は内陸であり、山があり冬は寒く降雪も多いです。その為、スキ-リゾ-トや、県内で一番高い磐梯山、県内で一番大きい猪苗代湖、お城に加え、人気料理のラ-メンやソ-スカツ丼もあり、旅行者に大人気です。福島の中通りには県庁所在地である福島市、人口が一番多い郡山市があり、主に中小企業も集まっています。東京までの距離は約200kmで、新幹線でだいたい1時間半しかかからないためとても便利であることは中通りのアピ-ルポイントの一つです。作られている様々な果物の中でも、福島市の北側にある桑折町の桃は、毎年、皇室に献上されています。太平洋側にある浜通りは素敵なビ-チや、漁業と多くのリゾ-トがあることで知られています。それに、県内二番目に人口の多いいわき市もあり、“フラガ-ル”で全国的に有名な“スパリゾ-トハワイアンズ”や、人気水族館である“アクアマリンふくしま”があります。温泉、田んぼ、お酒の醸造所は県内の各地域にあります。福島県のお酒は24の銘柄が金賞に選ばれ、3年連続で日本一金賞が多い県になりました。
福島県はとても資源に富んでいて、どのような観光目的、自然、エンタメ、グルメにも対応できます。福島は“Fukushima“だけではありません。
福島のそれぞれの地域や観光スポットについては詳しくはこちらをご参照ください。
 
http://dc-fukushima.jp/index.html
http://www.tif.ne.jp/
 
次回の記事では福島県とNRW州の交流の例をいくつか挙げて、福島の産業について詳しくご紹介したいと思います。
 

タイゼン剛 経済交流員、人気キャラ キビタンと2015年MEDICA-ふくしまブ-ス前

大内宿

五色沼

喜多方ラ-メン

磐梯熱海温泉

鶴ヶ城